【31歳 アルコール依存症】 絶望的飲酒量
26歳くらいから酒を飲み始めて、早5年。
その間、休肝日などという言葉はオレにはなかった。
飲んでいたのは焼酎。4L (20度) の焼酎。
いわゆる「これに手を出したら人生終わりだ」と揶揄される、焼酎の4Lペットボトル。
とにかく安く、手軽に酔えれば何でも良かった。味なんて気にしたこともなかった。
これを5日で飲み干していた。
4,000mlを5日で空ける。
つまり一日800ml飲んでいることになる。
タイトルの答えをここで結論から書こう。
オレが一日に摂取する純アルコール量は、160g だ。
あまり馴染みがないかもしれないので、他の一般的なアルコール飲料と比較してみよう。
例えば缶ビール。350ml。これは多くは5%濃度なので、アルコール量は350ml×5%=17.5gだ。
500mlの缶ビールなら、500ml×5%=25g。
つまり350mlビールで言えば9本、500ml缶では6本半と同じ量を、毎日飲んでいる計算となる。
これって多いのかな・・・?
そんなに多いようにも思えないのが
一日の適切な摂取量・・・の8倍を毎日
では、一日に摂取しても問題ないアルコール量というのはどのくらいなのだろうか?
ということで、客観的なデータを集めてみよう。
我が国の厚生労働省では、「健康日本21」という資料を配布している。
ザックリと言ってしまえば、全ての国民が心身ともに健康的な生活を送るための指針をまとめた資料と言えるだろう。
その中には、食事、運動、肥満、生活習慣病、糖尿病、アルコール、喫煙・・・などの現代病について、様々なデータが載せられている。
さて、他のページには退散してもらって、肝心のアルコール摂取量に関するページを抜粋してみる。
従って、通常のアルコール代謝能を有する日本人においては「節度ある適度な飲酒」として、1日平均純アルコールで約20g程度である旨の知識を普及する
つまり、国は一日に摂取していいアルコール量は20g程度ですよ、と親切にも教えてくれているのだ!なんて優しいではないか。
それに対してオレときたら・・・
せっかく優しく教えて頂いているのに、実に8倍ものアルコールを毎日摂取していることになる。
カロリーで例えるならば、毎日20,000kcal (成人男性の一日の摂取カロリー2,500kcalの8倍) を摂取しているようなものだ。
自分が飲み過ぎなのは分かっていた。
ただ、こうやって客観的な数値に表すと、いかに異常なのかを改めて知ることになった。
身体や精神に影響はないの?
ある。こんな薬物を身体に入れまくって何もないと思ったら大間違いだ。
そして今私の身体は、順調に壊れ始めている。
頻繁に身体が痛くなる。しかも手や腕と言った、まだここならぶつけたのだろうくらいに思える場所ではない。
お腹、特に臓器の中がズキズキと痛むのだ。
もう10年以上健康診断など行ってもいないけど、自分の身体の不調くらい自分で分かる。
少なくとも、いい状態じゃない。全く無い。
◆おまけ◆純アルコール量の算出方法
アルコールの摂取量の計算は面倒くさい (と個人的には思っている)。
例えば、ビール350mlとワイン350mlとウイスキー350mlは、見た目の量は同じだ。
だけど、アルコール量はイコールではない。
含有しているアルコールの割合が異なるからだ。
この割合を計算するには、単純に容量 (ml) に比重 (%) を掛ければいい。
例えば、ビール350ml (5%) に含まれるアルコール量は350ml×5%=17.5gとなり、
焼酎350ml (10度) に含まれているアルコール量は350ml×10%=35gとなり、
ウイスキー350ml (40度) に含まれているアルコール量は140gとなる。
究極、100度のアルコール飲料が存在すれば、そのアルコール量というのは350ml×100%=350gとなる。