【その①】みぞおちの痛み。血液検査の結果 → 原因不明
時を遡ること数ヶ月前。年の瀬も迫ってきた2020年11月末。
かれこれ半年前くらいから痛むみぞおち辺りの痛みの原因を探るため、重い腰と重い身体にムチを打って、病院を訪れた。
いざクリニックへ
訪れたのは、市内にある、小さなクリニックだ。
もう少し足を伸ばせば、内科から産婦人科、眼科、リハビリテーション科、そして入院施設まである総合病院がある。大きな病院だ。
しかし、大きいが故に待ち時間も長い。
あまりの長さにウンザリとして、一度、受付開始から30分以上前に訪れたことがある。
しかし、それでも入り口に行列が出来ていた。
お一人様一点限りの特売があるスーパーのようだった。
そして、早く行ったにも関わらず、診察が開始されるまでに長い時間がかかり、会計までに長い時間がかかり、隣の薬局で薬を処方されるまでに長い時間がかかった。
要するに、長い時間がかかった。
病院の待ち時間とレジの待ち時間ほど、無駄なものはない。
それ以降、この病院には二度と行くまいと決意した。
その決意を、友達に愚痴の一つでも言いたかった。
しかし友達の一人もいないので、その愚痴は保留中である。
初診~検査、そして結果
話は戻り、クリニックだ。
内科を主としつつ、消化器内科にも力を入れているという。
まず原因は肝臓か膵臓、要するに酒のせいだろうと思っていたので、消化器内科があるここを選んだ。
異常なし
結論から言うと、血液検査の結果、異常は見られなかった。
初診では、レントゲン検査を受けた。
だが、医師曰く目立った疾患は見られないとのことだった。
そう言われても、痛いものは痛い。
原因が分からないことから、ただの神経痛じゃないかとか精神的なものなんじゃないかとか、そういう雰囲気に話は進んで行った。
このままだと帰されかねない雰囲気だった。
そこで、素直にお酒を毎日飲むこと、飲む量が多いことを告げた。
ゆえに、自分では肝臓と膵臓のどちらかが原因ではないかと思っている、と。
血液検査
そして、血液検査を受けることになった。
上記写真は数週間後のその結果だ。
『肝臓や膵臓に目立った疾患があれば、数値に何かしらの異常が出る』
というのは、何となくの知識で知っていた。
γ-GTPとか。後は知らないけど。
だが、「この数値を見る限り、異常とも言えるほどのことはない」というのが医師の意見だった。
それを職業として金を稼いでいる人にそう言われてしまうと、もう言い返せない。
結局、胃腸系が原因ではないかという方向性に話は進み、胃潰瘍や十二指腸潰瘍に効く薬を処方されて診察は終了した。
処方された薬は2種類。
1つ目は酸化マグネシウムというもので、いわゆる下剤のようなものらしい。
2つ目はファモチジン。胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎が効果があるようだ。
個人的見解
個人的見解では、絶対に今回の治療は違うと思う。
胃潰瘍?仕事上のストレス? 違う。なぜなら仕事をしていないからだ。
では食生活だろうか?
確かに、暴飲暴食がないわけではない。
でも、毎日のように脂ギトギトのラーメンを食べるわけでもない。
締めの袋ラーメンもたまに食べるけど、いつもじゃない。
月に10日もないだろう。
酒に合うので脂っこいものを食べることはある。
ただ、一応悪あがきながら健康に気を遣っている。
酒を飲む時は、口にするものは野菜が中心だ。
それ以外は、納豆や豆腐といった大豆食品、ササミや胸肉といった肉類程度にとどめている。
唐揚げなどの揚げ物や、ウインナーなどの加工食品は、なるべく食べないように心がけている。
にも関わらず、胃に負担がかかることがあるだろうか。
いや、ない。多分ない。
負担がかかるのであれば、水のように酒を飲むことによって、休む暇なく、有給どころか残業代さえ貰えない、ブラック企業のごとく働いている従業員K、肝臓さんくらいだろう。
結果
ということで、二回の診察ではこれだという明確な原因が分からなかった。
これが、「お酒の飲みすぎですね」と注意されたらどんなに良かったことか。
原因不明だけど痛い、ということほど、憂鬱なことはない。
貴重なお金と、天然記念物のごとき気力、そして毎日持て余している時間を無駄にして、得たものは胃腸薬だった。
うん、ドラッグストアで買えるよね。